文化総合学科では毎年基礎演習の時間を利用して、美術展に出かけたり、社会でさまざまな活動に携わる方々のお話を聞くなどの機会を設けています。今回はPMF（Pacific Music Festival）の開会が近づき、また本学がボランティア活動を通じてPMFを応援していることも考慮し、FM北海道（AIR-G’）のアナウンサーである高山秀毅さんをお招きして「札幌から世界へ！クラシックの音楽祭“PMF”の魅力」という題目でお話しいただきました。

講演では、PMF（Pacific Music Festival）の国際教育音楽祭としての特徴、目的、意義について、また「プログラム案内」を見ながら、PMFの聞きどころ?見どころ?楽しみ方について、一部はラジオ番組風に、ラジオの魅力なども交えて、楽しくお話しいただきました。また、まだまだ女性指揮者が少ないなか、PMFアカデミー生出身で今年のPMFオーケストラの指揮者を務めるカリーナ?カネラキスさんの活躍が取り上げられたり、高山さんご自身の就職活動の苦労話もあったりと、学生たちの挑戦を後押しする内容でもあったと思います。

アンケートによると、参加学生の9割近くがバーンスタインの名前を以前から知っていたにもかかわらず、札幌でPMFが開催されていることを知っていた割合は半分弱に留まりました。しかし、講演後にはPMFやクラシック音楽、さらにはボランティア活動に関心を持ったという声が多く聞かれました。感想の一部を紹介します。

• PMFという音楽祭の存在を初めて知りました。国内外問わず、色んな国の高いスキルを持つ人々の演奏が聞けると知ってとても驚きました。そんなにすごい音楽祭が札幌で行われているなんて、もっとテレビで頻繁に紹介されたり、雪まつりと同じくらい札幌ならではの祭りとして知られるべきだと思います。
• レナード?バーンスタインの有名なスピーチはとても感動しました。今まで人生をピアノや作曲など音楽に捧げてきた彼が、余生を次の世代への教育、音楽を繋げていくことに捧げると決めたことに胸を打たれました。
• PMFが音楽祭ということは知っていましたが、教育を兼ねた音楽祭だということは、今日の講演を通じて知りました。今日の講演を受けて、クラシック音楽の面白さ、興味深さを感じたので、色々な曲を聞いてみたいです。…家族を誘ってPMFに行って、生でクラシックを体感してみたいなと思いました。
• 自分が所属する大学が世界規模？のイベントに協賛していることを知り、驚いた。創始者のレナード?バーンスタインの教育のための熱意を引き継いでいった者たちの熱意は並々ならぬものだと感じた。
• 私は7月26日のピクニックコンサートでのボランティアに参加するので、ボランティアの時間が終わったあともぜひ聴いて帰りたいと思います。